本年度も第91回関東学生陸上競技対校選手権大会(関東インカレ)が、5月12・13・19・20日の4日間、国立競技場にて行われました。 今大会は短距離・駅伝の各ブロックから15名とリレー2チームが出場。 2部校の本学は、5点を獲得し、26位となりました。
本年度の関東インカレ初戦には1年生の井野拓哉選手(1年)が出場。
800mでインターハイに出場しているだけに期待がかかる。
序盤は積極的に先頭を狙うが、800mを過ぎた終盤はさすがに大学生のレベルに圧倒され、集団から離れてしまう。
4分03秒93とベスト記録に届かず予選敗退。悔しいデビュー戦となった。
準決勝がなくなったことで、予選から緊迫感が感じられた100mの予選は、昨年の入賞者、赤石和午選手(4年)が出場。
ベスト記録に100分の7秒と迫る、10秒73をマークし3着で予選を突破。
幸先がいいスタートを切り、決勝も期待が持てる結果となった。
昨年も同種目出場の高良龍瞳選手(4年)、今年こそは前回大会までの雪辱を晴らしたい。
しかし意気込みすぎたのか、1本目は踏切が合わずにファール。2本目は何とか踏み切りを合わせて3m58を跳ぶが、自己記録の14m台には届かず本人も納得がいかない様子。
決勝に進むにはベスト記録の更新が必要となった3本目だったが、赤旗が上がり残念ながらファール。学生生活最後の関東インカレは13m58の18位となり、非常に悔しい結果となってしまった。
1走・長沼俊貴選手(2年)、2走・赤石和午選手(4年)。 3走・加藤隼斗選手(4年)、4走小曽根正紘選手(3年)のメンバーで出場。
昨年の入賞メンバーが残るだけに期待がかかったが、1走長沼選手から2走赤石選手にわたるバトンパスが乱れ、タイムをロスしてしまう。
赤石選手、加藤選手が懸命に追い上げたものの、焦りからか最終走者へのバトンパスも乱れてしまう。
力が拮抗する組だっただけに手痛いミスとなってしまい、42秒94の6着で予選敗退となってしまった。
本学の女子最初の種目となる三段跳に松井文乃選手(1年)が出場。
一本目は10m88とベスト記録には届かなかったが、落ち着いた滑り出しをみせる。
2本目以降に期待がかかったが、3本を通して1本目の記録を超えられず10m88の20位で予選敗退となってしまった。
初出場の緊張からかベスト記録を更新できなかったが、一年生からの経験を来年につなげてもらいたい。
女子三段跳に続き1年生での出場となる小川諒平選手(1年)が出場。
2mを超えると入賞が見えるだけに、自己記録が1m98の小川選手には期待が高まる。
自己記録手前の1m95を一回でクリアすると、勢いに乗って2m00を3回目にしてクリアし、自己記録を更新。一年生にして堂々の5位入賞を果たした。
今年は短距離でも力のある大東文化大学が2部校となりレベルが上がったが、昨年4位の入賞実績があるだけに赤石和午選手には期待がかかる。
スタートが若干遅れるも、中盤からは意地の走りで食らいつく。
10秒92とベスト記録には10分の3秒届かなかったが、8位入賞となった。
昨年に引き続き、菅原涼介選手(2年)が出場。
まずは昨年の借りを返すべく、決勝進出を果たしたいところ。
序盤はベスト記録に匹敵するペースで進むが、中盤に集団からは遅れだしてしまう。
終盤は意地の追い上げを見せるが予選11着、9分33秒13で敗退。
2年連続での予選敗退となってしまったが、このレースをきっかけに再スタートを期待したい。
1走・山田康生選手(3年)、2走・小曽根正紘選手(3年)3走・木下貴雄選手(2年)、4走・水野裕太選手(2年)の4人で出場。
1走・山田選手は順調な滑り出しを見せ、3~4番目で2走・小曽根選手へ。
3位争いのまま最終コーナーへさしかかったところで、前を行く駿河台大学が転倒。
それをよけた小曽根選手は順位を下げてしまう。
3走・木下選手、4走・水野選手が懸命に追い上げるも力及ばず、3分22秒35の6着で予選敗退となってしまう。
全員が来年のチャンスがあるだけに、次回大会に期待したい。
柿原聖哉選手(2年)1名のみのエントリー。
昨年の箱根駅伝予選会の走りから、上位での争いを期待したいところ。
スタート直後から留学生を中心に集団が大きく分かれる中、積極的に上位集団に食らいつく。中間の5000mをベスト記録に匹敵するタイムで通過すると、さすがに集団から遅れだしてしまうが、一人になってからも粘り強い走りで前方からの脱落組を拾っていく。
ゴール間際の400mでは驚異のスパートを見せ自己記録を更新する走りを見せたが、入賞には一歩及ばす29分34秒87の9位でフィニッシュ。
中盤に集団から離れて単独走になってしまったことが悔やまれるが、この経験を活かし学生トップレベルでの戦いに期待をしたい。
吉川了選手(4年)が棄権し、鈴木駿選手(4年)と鈴木真夢選手(2年)の2名で臨んだハーフマラソンは、本年度からコースが変わり、競技場の周囲とトラック内を走る、コーナーの多いコースとなった。また、スタート時間も朝8時とこれまでよりも早まり、よりコンディショニングの難しいレースとなった。序盤は日差しの強い天候もあり、ゆっくりとしたペースで進み、本学の2選手は共に中段に位置する。しかしながら経験の薄さからか、2年生の鈴木(真)選手が集団から脱落してしまう。レースは中盤を過ぎ、13キロ付近で駒澤大学の選手が集団から抜け出すと、先頭集団が大きく崩れ縦長の展開となる。鈴木(駿)選手は集団から抜け出せずに出遅れてしまうが、最後2㎞付近で入賞ラインの選手が見え始めると、最後の猛追を見せる。フィニッシュ手前100mとなる競技場入口をかたずをのんで見守るが、鈴木(駿)選手が現れたのは12番目。8位入賞とは23秒差となる1時間6分42秒で悔しいゴールとなった。また、鈴木(真)選手は1時間10分05秒の47位でゴールとなり、再起を望みたい。
初出場となる三枝真澄選手(2年)が出場。
緊張からか、一本目は踏切が合わずにファールとなる。
2本目はなんとか合わせて4m99とおしくも5mには届かず、悔しい表情。
最後の3本目に5mを超える跳躍を見せるも、5m06と自己記録に遠く及ばず、23位で決勝進出は果たせなかった。
100mに続き、赤石和午選手(4年)が出場。
100mでの入賞があるだけに期待がかかったが、スタート直後から出遅れてしまう。
向かい風もあり、追い上げることができずに22秒53の6着で予選敗退となってしまった。
昨年の5位入賞者であるだけに、表彰台の期待もかかる佐藤雄大選手(3年)が出場。1本目がファールとなり、2本目に6m65を跳ぶも、自己記録には及ばない。焦りの色が感じられた3本目は痛恨のファールとなり、予選敗退となってしまった。今シーズンの調整を思うように進められていなかったこともあり、悔しい大会となってしまった。
新入生の我那覇和真選手(1年)、西山凌平選手(1年)2名と、主将の福田健太選手(4年)による3名のエントリー。新入生の走りに期待がかかる中でのスタートだったが、ここで福田選手が転倒するアクシデントが発生。スタート直後はスローペースだった事もあり、すぐに集団に追いつくが、2週目には留学生が一気にペースを上げ、隊列が大きく縦長になる。我那覇選手、福田選手は積極的に集団の前方を狙うが、西山選手がやや出遅れるかたちとなり後方から展開を見守る。3000mに差し掛かる頃からは、留学生のつくるハイペースに徐々に耐え切れなくなり、福田選手を含めて集団が崩れ始める。サバイバルレースも終盤、入賞ラインに喰らいつく我那覇選手に期待がかかったが、ラストスパートの勝負に競り負け、惜しくも13着となる14分24秒50でフィニッシュ。同じくルーキーの西山選手は、序盤で遅れていたものの徐々に追い上げ、16着まで順位を上げ14分32秒83でゴール。最後のインターカレッジとなった福田選手は、スタートでの追い上げが響いたのか、14分56秒55の29着でレースを終えた。
[撮影:神奈川大学陸上競技部]
種目 | 氏名 | 学年 | 記録 | 風速 | 順位 | |
男子100m | 予選 | 赤石 和午 | 4年 | 10″73 | 1.9 | 3着 |
決勝 | 赤石 和午 | 4年 | 10″92 | -1.6 | 8着 | |
男子200m | 予選 | 赤石 和午 | 4年 | 22″53 | -1.3 | 7着 |
男子1500m | 予選 | 井野 拓哉 | 1年 | 4′03″93 | 11着 | |
男子5000m | 決勝 | 我那覇 和真 | 1年 | 14′24″50 | 13着 | |
西山 凌平 | 1年 | 14′32″83 | 16着 | |||
福田 健太 | 4年 | 14′56″55 | 29着 | |||
男子10000m | 決勝 | 柿原 聖哉 | 2年 | 29′34″87 | 9着 | |
男子ハーフマラソン | 決勝 | 鈴木 駿 | 4年 | 1゜06′42″ | 12着 | |
鈴木 真夢 | 2年 | 1゜10′05″ | 47着 | |||
吉川 了 | 4年 | DNS | ||||
男子3000mSC | 予選 | 菅原 涼介 | 2年 | 9′33″13 | 11着 | |
男子4×100mR | 予選 | 長沼 俊貴 | 2年 | 42″94 | 6着 | |
赤石 和午 | 4年 | |||||
加藤 隼斗 | 4年 | |||||
小曽根 正紘 | 3年 | |||||
男子4×400mR | 予選 | 山田 康生 | 3年 | 3′22″35 | 7着 | |
小曽根 正紘 | 3年 | |||||
木下 貴雄 | 2年 | |||||
水野 裕太 | 2年 | |||||
男子走高跳 | 決勝 | 小川 諒平 | 1年 | 2m00 | 5着 | |
男子走幅跳 | 決勝 | 佐藤 雄大 | 3年 | 6m65 | -0.9 | 21着 |
男子三段跳 | 決勝 | 高良 龍瞳 | 4年 | 13m58 | 0.4 | 18着 |
女子走幅跳 | 決勝 | 三枝 真澄 | 2年 | 5m06 | 0.8 | 23着 |
女子三段跳 | 決勝 | 松井 文乃 | 1年 | 10m88 | 0.2 | 20着 |
総合得点 5点/順位 26位
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