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箱根駅伝予選会 観戦記 2016

第92回箱根駅伝予選会 観戦レポート

10月17日(土)東京都立川市の特設コースにて第92回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会(箱根駅伝予選会)が開催され、本学陸上競技部駅伝チームは総合5位で、47回目となる本大会への進出を決めました。

第92回箱根駅伝予選会は、各校12名が一斉に20kmを走り、上位10名の合計タイムのみで争われ、その上位10校が本大会へと駒を進めることができます。各校の力が拮抗している今回の予選会は熾烈な争いが予想され、本学駅伝チームも気の抜けない状況下で挑みました。

スタート

時折雨が降る不安定な天候の中、9時35分に号砲が鳴ると、過去最多となる49校の選手が一斉に立川駐屯地を走りぬけて行きました。序盤からハイペースで先陣を切る他校の外国人選手に各校のエースが喰らいつく中、本学の選手は冷静に第3集団からレースを進めていきました。

レース序盤

序盤のチェックポイントである5km地点では、外国人選手の集団から30秒離れた集団で主将の我那覇選手、鈴木(健)選手が通過すると、その約20秒後に西山選手率いる神大勢の集団が通過しました。

中間地点

2年生ながらチームをけん引した鈴木(健)選手

折り返しの手前となる10km地点では、我那覇選手と鈴木(健)選手が序盤と変わらずエースが揃う第2集団でレースを進め、第1集団からこぼれ始めた他校の選手を確実に捉えていきました。また、西山選手が中心となった神大集団も淡々とリズムを刻みながら通過していき、上位10名の合計順位が6位とまずまずの順位でレースを折り返していきました。

レース後半

正野理事長も
応援に駆け付けてくれました

12km過ぎになると我那覇選手、鈴木(健)選手の位置する第2集団が縦に伸びはじめるなか、両選手ともに冷静に集団に付いていきましたが、昭和記念公園に突入するころになると、我那覇選手が集団の後方に下がり、苦しい展開となりました。

勝負の分かれ道となる15km地点では、鈴木(健)選手がトップから1分40秒差で通過。続いて、遅れること約10秒で我那覇選手が苦しい表情を見せながら通過していきました。さらに20秒後には、西山選手を筆頭とした集団が7名通過していきましたが、後続が遅れだし10人目が30秒後の通過となりました。

今年も17km地点は集団応援により、
神大の幟で埋め付くされました

この時点で合計順位は5位と通過圏内ではありますが、まだまだ油断は許されない状況であり、チーム内10番目の通過である枝村選手の走りが予選突破の鍵となってきました。
16kmあたりからは鈴木(健)選手が集団から抜け出して、タイムを1秒でも縮めようと前を追いかけていきました。後続の選手も、公園内の小刻みなアップダウンで苦戦を強いられましたが、17km地点に集まっていただいた神大関係者の集団応援を受け、選手たちは粘り強い走りを見せ、17.5km地点では総合順位を1つ上げて4位となりました。

ゴール

あくまで通過点という意識で、
静かに結果を受け止める選手たち。

まずはゴール地点に飛び込んできたのは鈴木(健)選手。タイムも59分台と本大会でも期待が持てる好走でした。遅れること40秒、我那覇選手がゴールすると、続いて西山選手率いる神大集団が続々とフィニッシュしていきました。

結果発表

本大会での活躍を誓う我那覇主将

レース後『みんなの原っぱ』にて結果発表が行われ、第5位に神奈川大学の名が呼ばれると、応援に駆けつけてくださった神大関係者の皆様から拍手が沸き起こりました。そして選手たちも、47回目の本大会出場決定に安堵の表情を浮かべました。

当日は荒天の中、早朝から応援に駆けつけていただいた皆様をはじめ、テレビ放映やソーシャルメディア等でも多くの方々からご声援いただきましたこと、心よりお礼申し上げます。皆様の温かなご声援の後押しを受け、第92回も本大会に駒を進めることができました。本当にありがとうございました。
しかしながら、予選会突破は単なる通過点でしかありません。前回の教訓を胸に、本大会での躍進を目標により一層気を引き締めてまいりますので、引き続きのご支援・ご声援のほどよろしくお願いいたします。

【撮影:神奈川大学】

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