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箱根駅伝予選会 観戦記 2013

予選会レポート

10月19日(土)本学陸上競技部駅伝チームにとっては45回目の出場をかけた、『第90回東京箱根間大学駅伝競走予選会(予選会)』が開催されました。

レースは9時35分に陸上自衛隊立川駐屯地をスタートし、立川市街地を抜け、昭和記念公園をゴールとする20㎞で行われ、各校12名が出場し、上位10名の合計タイムで争われます。

本年度は90回目の記念大会となり、予選会より13校が本大会へ駒を進めるとともに、選考方法についても、昨年までの関東インターカレッジによるポイントは換算されず、上位10名の合計記録のみで選考されます。

スタート時点では、朝から時折降っていた雨も上がり、冷たい風が吹く絶好のコンディションの中、号砲とともに44校に及ぶ出場校が一斉に滑走路に吸い込まれていきました。

序盤となる5kmの通過は13位と苦しい滑り出しになりましたが、柿原選手を先頭に、我那覇選手、西山選手が積極的に先頭集団に食らいつき、立川市街地へと飛び出していきました。

中間点となる10kmでは依然先頭集団に3名が陣取り、第2集団に柏部選手、小泉選手を中心に集団走を形成。その効果もあり総合10位と順位を押し上げ、後半戦となる昭和記念公園へと飲み込まれていきます。

いよいよ勝負の分かれ道となる15km地点では、先頭集団、第2集団ともに数が減り、本学駅伝チームの集団走も崩れ始めていきますが、チーム内9人目の菅原選手、10人目の中神選手の粘り強い走りで総合順位を7位へと更に押し上げます。10名ほどだった第一集団が崩れ始め、17km地点にある神大応援団の前を通過するころには我那覇選手、柿原選手を含めた数名のみとなり、1分近く前を行く日本人トップの選手を追いかけます。

日本人トップの選手がゴールし、程なくして柿原選手がゴールをすると、数秒後には我那覇選手が入り、ともに総合6位と7位、日本人3位と4位に入る大快走を見せます。柿原選手は15㎞地点で日本人トップの選手に1分近くあった差を50秒近くも縮め、個人記録も我那覇選手とともに59分30秒を切る神大記録でのフィニッシュとなりました。

チーム内3番目には、惜しくも1時間を切れなかった西山選手がゴール。さらには1年生の東選手がチーム内6番目の快走を見せると、最終的に10名全員が1時間1分台でゴールし、選手たちの表情にも手応えが見えました。

結果発表を前に『みんなの原っぱ』に集まった神大関係者の顔には、一様に安堵の表情が見えますが、最終結果発表では緊張が広がります。そして、『4位 神奈川大学』の名前が呼ばれると、一斉に歓喜の声が上がり、45回目となる箱根駅伝の出場が決定しました。

当日は寒空の中、早朝から沿道に応援に駆け付けていただいた皆様を始め、各メディアを通してたくさんの応援をいただきました。ありがとうございました。

本大会でも、神大駅伝チームがシード権獲得へ向け、東海道、箱根路を駆け抜けます。引き続き、たくさんのご声援をよろしくお願いいたします。

箱根駅伝予選会 写真ギャラリー

※この「観戦記」に掲載の画像は、すべて神奈川大学撮影。

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