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ROAD TO HAKONE

2024.11.13

第101回箱根駅伝予選会 観戦レポート

10月19日(土)東京都立川市の陸上自衛隊立川駐屯地にて、第101回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会が開催されました。本学陸上競技部駅伝チームは総合9位で、2年連続55回目となる本大会への出場を決めました。昨年に引き続き駐屯地内を出発し、立川市街地を経由して、国営昭和記念公園内を走るハーフマラソン(21.0975km)コースで開催されました。今大会も沿道にはたくさんの観客が応援に駆け付けました。各校10~12名が一斉にスタートし、上位10名の合計タイムで争われ、その上位10校が本大会へと駒を進めます。

観戦レポート

スタート

当日は、初夏を思わせるほどの気温と湿度の中、スタートが近づくにつれて緊張感が高まっていきました。そして、僅か10枠の出場権をめぐり、43校430名にのぼる選手が一斉にスタートを切りました。

レース序盤

暑さの影響もあり、ペースを抑えてレースを進める選手が多く見られました。しかし、厳しい気象条件の中でも、宮本選手は日本人集団の前方で果敢にレースを進め、その後に中野選手が続きました。後方では、酒井選手が中心となる本学の集団が続きました。若干名、集団からこぼれた選手もいましたが安定したペースでレースを進めました。

中間地点

8㎞の給水地点では多くの選手の表情に余裕が見られ、10㎞地点では序盤と大きな変化はなく宮本選手がチームトップで通過するとともに、中野選手と残りの集団の選手が続きました。この時点での上位10名の通過順位は15位と本大会出場圏外でした。本学の集団では沿道の声に反応できるほどの余裕がある選手もいましたが、他大学を含めた大きな集団から遅れを取る選手が出始めるなど、レースが動き始めました。

レース後半

公園内に入ると全体の大集団が崩れ始め、本学も大きく後れを取る選手が現れました。15㎞あたりから本学の集団走から志食選手と西坂選手が抜け出し、上位10名の総合順位は11位となり順位を上げたものの、未だ出場圏外という展開となりました。程なくして16㎞を通過したところで、本学の上位選手が脱水症状により途中棄権となり、さらには立ち止まる選手が出るなどのアクシデントに見舞われ、依然として厳しい状態が続きました。

続く17.4㎞地点では、志食選手、西坂選手、酒井選手らが本学の先陣を切り、後続の選手も30秒ほどで通過すると、この時点での通過順位は15㎞地点と変わりませんでしたが10位の大学とは3秒差と縮まり、厳しいながらも徐々に追い上げる展開となりました。他大学も途中棄権する選手や何度も立ち止まりながらゴールを目指す選手が続出する中、本学も渾身のラストスパートでゴールを目指しました。

ゴール

集団走をリードした酒井選手が全体41位(日本人28位)でチームトップとなり、その11秒後に大岩選手、その3秒後志食選手がゴールし、後続の選手も大きな差を開けることなくフィニッシュラインを通過。中野選手が最後の力を振り絞りチーム内10人目でゴールに滑り込み、期待と不安が入り混じる中、結果発表を待ちました。

「みんなの原っぱ」では、応援に駆けつけた多くの方々と共に結果発表を見守り、総合9位で神奈川大学の名前が呼ばれると、喜びの表情や安堵の表情を浮かべていました。初のハーフマラソンとなった選手も多く、アクシデントもあった今大会ですが、チアリーディング部、管弦楽団の集団応援をはじめ、レース後半の神大応援ロードやチームメイトのサポートなど、まさにチームジンダイ全体でつかみ取ることができた出場権でした。当日は朝早くから応援に駆けつけていただいた皆様をはじめ、テレビ放映やソーシャルメディア等でも多くの方々にご声援をいただきましたこと、心より御礼申し上げます。

皆様の温かなご声援の後押しを受け、2年連続55回目となる第101回箱根駅伝に駒を進めることができました。本当にありがとうございました。引き続きのご支援・ご声援の程、よろしくお願いいたします。

選手コメント

中西選手中西選手

応援ありがとうございました。過酷なレースとなりましたが皆様の応援の力もあり目標である箱根駅伝出場を決めることができ良かったです。個人としては納得いく走りではありませんでしたが、去年とは違い少しはチームに貢献することができたので良かったです。本大会も厳しい戦いになると思いますが4年生としてしっかり責任を果たせるよう全力で挑みます。

 

 

 

酒井選手酒井選手

応援ありがとうございました。無事予選通過することができました。アクシデントがあった中でしたが、突破できたことはチームが強くなっていることだと思っています。これからも練習を継続して、箱根駅伝でもいい成績を残せるようにチーム一丸となってがんばります。

 

 

塩田選手(ゼッケン145)塩田選手(ゼッケン145)

応援ありがとうございました。初のハーフマラソンで予選会は少し不安でしたが、始まってからは思い切り走ることができました。かなりの暑さでタフなレースを経験できましたが、まだまだ課題も見つかったので、本大会に向けてもっと力をつけていきます。これからも応援のほどよろしくお願いします。

 

 

 

 

志食選手(ゼッケン146)志食選手(ゼッケン146)

当日はとてもタフなレースになりましたが、沢山の声援が力になり最後まで粘り切ることができました。本大会で結果を出すためにしっかりと準備をしていきます。応援ありがとうございました。

 

 

中野選手中野選手

応援ありがとうございました。何度も途中棄権の危機がありましたが、ゴールできて本当に良かったです。チームメイトに助けられたので次は自分が貢献してチームを支えられるようにがんばります。

 

 

西坂選手西坂選手

応援ありがとうございました。アクシデントがあった中で予選通過できたのは多くの温かい応援のおかげです。箱根駅伝本大会も応援よろしくお願いします。

 

 

宮本選手宮本選手

熱い声援、多大なサポート本当にありがとうございました。チームとしては粘りに粘った走りで箱根へのチャンスを掴む事ができ、今年目標にしていた「全日本大学駅伝、箱根駅伝2大会への出場」が叶い嬉しく思います。個人としては途中棄権という形となり走り切る事ができず、チームメイトに助けてもらいました。この悔しさを糧に次の全日本、箱根では自分らしい走りでチームに貢献したいと思います。今後も応援よろしくお願いします。

 

 

大岩選手大岩選手

応援ありがとうございました。暑い中でのレースとなり、アクシデントがありましたが、無事通過することができて良かったです。終盤は苦しかったですが、応援が力になり、最後まで絞り出すことができました。全日本、箱根本大会もがんばります。今後とも神奈川大学の応援よろしくお願いします。

 

 

近藤選手近藤選手

応援ありがとうございました。皆様の応援のお陰でゴールまで全力で走ることができました。今回で課題も見つかったので課題を改善し箱根駅伝本大会に向けて切り替えてがんばっていきます。

 

 

滝本選手滝本選手

沢山の応援ありがとうございました。今回の予選会は初めてのハーフマラソンで、例年よりも暑く、更には集団と最初からはぐれてしまいアクシデントや反省点が多いレースとなってしまいました。その中でも皆様の暖かい応援のおかげでなんとか走り切りました。今回の失敗を挽回できるように、次の全日本大学駅伝や箱根駅伝に向けて準備していきます。引き続き神奈川大学の応援をよろしくお願いします。

 

 

新妻選手新妻選手

応援ありがとうございました。役割を果たすことができなくて申し訳なく思っています。チームのみんなのおかげで本大会に繋がりました。引き続きの応援よろしくお願いします。

 

 

 

上田選手上田選手

今回が初めてのハーフマラソンとなり、不安が多くありましたが、先輩方との集団走と応援のおかげで走り切ることができました。15km過で本学の集団から離れてしまい、そこから粘るような走りとなってしまいました。レースに振り回されていたという反省があるので、自分でレースをコントロールするだけの力をつけて、箱根駅伝でも自分の力を最大限発揮できるようにしていきます。本当にありがとうございました。

 

 

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