第92回関東学生陸上競技対校選手権大会(関東インカレ)が5月18日・19日(国立競技場)、25日・26日(日産スタジアム)の4日間の日程で開催されました。今大会では、跳躍種目にて優勝者がでるなど、16.5点を獲得し、総合16位となりました。
卒業生をはじめ、応援に駆けつけていただいた皆様には、厚く御礼申し上げます。
昨年度に引き続き、井野拓哉選手(2年)が出場。本年度に入り、調子を上げているだけに期待がかかったが、800mを過ぎたあたりからのハイペースについていけず、苦しい走りとなった。4分01秒40で13着と2年連続での予選敗退となってしまったが、来年、再来年に期待したい。
1走・松本泰洋選手(2年)、2走・長沼俊貴選手(3年)、3走・鈴木啓介選手(2年)、4走・三好智樹選手(2年)のメンバーで出場。
1走松本選手がまずまずのスタートを切る。2走長沼選手へのバトンパスが定まらず若干遅れをとったものの、3走、4走が後半をまとめて42秒60の5着でゴール。タイム順でなんとか準決勝進出を決めた。
準決勝では今回の反省を活かし、チームとして最高の走りを見せてもらいたい。
1走・間中麻彩選手(2年)、2走・藤江睦美選手(1年)、3走・東結夏選手(2年)、4走・山田初美選手(4年)のメンバーで出場。
各選手力強い走りを見せるもバトンパスがうまく決まらず、49秒68で6着となり残念ながら予選敗退。走力のある新入生も加入しているだけに、来年、再来年に繋げてほしい。
小川諒平選手(2年)、枝裕二選手(1年)が出場。昨年この大会で5位入賞の小川選手と、小川選手と自己記録がほぼ同じ枝選手、両者に上位進出の期待がかかる。1m93から始まった試技は両者とも一回目でクリアし幸先のいいスタート。その後、1m98を双方がクリア。高さが上がって小川選手は自己記録の2m00を越えることができず、1m98で競技を終了。自己記録には届かなかったが、昨年より順位を1つ上げ堂々の4位入賞を勝ち取った。
枝選手は緊張感漂う中でしっかりと集中し、華麗な跳躍を見せ自己記録更新となる2m01を1回目で成功。その後も記録を伸ばし自己記録を大きく更新する2m07で一年生ながら見事優勝。走り高跳びとしては、実に50年ぶりとなる表彰台の頂点に立つこととなった。ルーキーイヤーでの活躍なだけに今後の活躍に期待したい。
今年度は菅原涼介選手(3年)と渡邉慎也選手(2年)の2名が出場。
1組目、関東インカレデビューとなった渡邉選手は序盤から先頭争いを繰り広げ、安定した走りを見せると9分06秒51の5着でゴール。自己記録を更新し、決勝へ駒を進める。2組目、3年連続の出場となった菅原選手も積極的に先頭集団に喰らいつき、徐々に順位を上げていく。過去2回の経験を活かし9分04秒87の3着でゴールし、こちらも自己記録を更新し、決勝進出を果たした。
1走・三好智樹選手(2年)、2走・長沼俊貴選手(3年)、3走・長坂伊織選手(1年)、4走・木下貴雄選手(3年)のメンバーで出場。
400m専門選手でメンバー構成できない苦しい戦力での出場となった4×400mRの予選は、1走三好選手、2走長沼選手でうまくレースの流れに乗ることができず、3走の長坂選手にバトンが渡った際には前を走るチームに大きく遅れをとる苦しい展開、4走木下選手は、懸命に前を行く選手を追ったが、遅れを取り戻すことができず3分28秒40の7着となり惜しくも決勝に進むことはできなかった。来年のマイルリレー復活に期待したい。
1走・間中麻彩選手(2年)、2走・今井美月選手(1年)、3走・東結夏選手(2年)、4走・山田初美選手(4年)のメンバーで出場。
新入生の加入により、実に8年ぶりの4×400mRへの出場となる女子は、それぞれが、現在の力を出し切るも、結果は4分06秒20の5着となり、予選敗退。走力のある新入生も加入しているだけに、来年、再来年と力をつけてほしい。
我那覇和真選手(2年)、西山凌平選手(2年)の2年生コンビで挑んだ同種目は、我那覇選手が序盤から積極的に先頭についていく。西山選手も上位集団に位置取るなか中盤から先頭集団のペースが上がると、集団が大きく崩れ始める。両者とも先頭集団から少し離れて、前を追いかける形でレースを進めていく。終盤で我那覇選手を捕らえた西山選手は、29分23秒09で自己記録を更新し、見事8位入賞を果たした。前半から他校のエースと渡り合った我那覇選手は29分28秒42でゴール。11着で惜しくも入賞には届かなかったが、今後の活躍に期待したい。
1走・松本泰洋選手(2年)、2走・長沼俊貴選手(3年)、3走・鈴木啓介選手(2年)、4走・三好智樹選手(2年)のメンバーで出場。
予選を勝ち抜いたメンバーで準決勝へ挑んだが、バトンパスが規定の範囲内で完了せず、失格という結果になってしまう。大変残念な結果となってしまったが、この悔しさをバネに、来年、再来年に向け、これからの練習に励んでもらいたい。
渡邉慎也選手(2年)が欠場し、菅原涼介選手(3年)1名のみの出場。予選で自己記録を更新しているだけに期待がかかる。序盤から先頭集団に位置し安定した走りを見せると、その集団のまま6位でゴール。8分57秒53と決勝でも自己記録を更新し、3年目にして見事入賞を果たした。
三枝真澄選手(3年)が出場。1回目5m20、2回目5m39と今ひとつ記録が伸びない。3回目の跳躍は自己記録に迫る大ジャンプを見せるも、惜しくも赤旗が挙がりファールの判定。残念ながら、2回目の5m39が最高記録となり、23位で競技を終えた。3回目の試技は上位に食い込めるほどの跳躍だっただけに、来年最後のインカレでリベンジを果たしてもらいたい。
南俊輔選手(2年)のみの出場となったハーフマラソンは、気温がどんどんと上がる中62名でスタート。序盤は先頭集団に位置していた南選手だが、25度を越える気温の中、中間点手前で集団から遅れだすと、10km過ぎでアクシデントのため無念の途中棄権となってしまう。チームの代表として出場していただけに悔恨の思いがこみ上げるが、次回大会での走りにぶつけてもらいたい。
我那覇和真選手(2年)のみが出場。序盤は他大学の選手の様子をうかがいながら集団の後方でレースを進めるが、3000m過ぎに集団が崩れ始めたのをきっかけに、入賞圏内となる上位集団を追いかける。最後の200mまでは入賞ラインに入っていたが、ラストスパートで一歩及ばず惜しくも10位でゴール。14分15秒89で入賞を逃す、悔しい結果となってしまったが、来年以降の先頭争いを予感させる走りとなった。
[撮影:神奈川大学陸上競技部]
種目 | 氏名 | 学年 | 記録 | 風速 | 順位 | |
女子400m | 予選 | 今井 美月 | 1年 | DNS | ||
男子1500m | 予選 | 井野 拓哉 | 2年 | 4′01″40 | 13着 | |
男子5000m | 決勝 | 我那覇 和真 | 2年 | 14′15″89 | 10着 | |
柿原 聖哉 | 3年 | DNS | ||||
男子10000m | 決勝 | 西山 凌平 | 2年 | 29′23″09 | 8着 | |
我那覇 和真 | 2年 | 29′28″42 | 11着 | |||
柿原 聖哉 | 3年 | DNS | ||||
男子ハーフマラソン | 決勝 | 南 俊輔 | 2年 | DNF | ||
男子3000mSC | 予選 | 菅原 涼介 | 3年 | 9′04″87 | 3着 | |
渡邉 慎也 | 2年 | 9′06″51 | 5着 | |||
男子3000mSC | 決勝 | 菅原 涼介 | 3年 | 8′57″53 | 6着 | |
渡邉 慎也 | 2年 | DNS | ||||
男子4×100m | 予選 | 松本 泰洋 | 2年 | 42″60 | 5着 | |
長沼 俊貴 | 3年 | |||||
鈴木 啓介 | 2年 | |||||
三好 智樹 | 2年 | |||||
男子4×100m | 準決勝 | 松本 泰洋 | 2年 | DQ | ||
長沼 俊貴 | 3年 | |||||
鈴木 啓介 | 2年 | |||||
三好 智樹 | 2年 | |||||
女子4×100m | 予選 | 間中 麻彩 | 2年 | 49″68 | 6着 | |
藤江 睦美 | 1年 | |||||
東 結夏 | 2年 | |||||
山田 初美 | 4年 | |||||
男子4×400m | 予選 | 三好 智樹 | 2年 | 3′28″40 | 7着 | |
長沼 俊貴 | 3年 | |||||
長坂 伊織 | 1年 | |||||
木下 貴雄 | 3年 | |||||
女子4×400m | 予選 | 間中 麻彩 | 2年 | 4′06″20 | 5着 | |
今井 美月 | 1年 | |||||
東 結夏 | 2年 | |||||
山田 初美 | 4年 | |||||
男子走高跳 | 決勝 | 枝 裕二 | 1年 | 2m07 | 1位 | |
小川 諒平 | 2年 | 1m98 | 4位 | |||
女子走幅跳 | 決勝 | 三枝 真澄 | 3年 | 5m39 | -0.6 | 23位 |
総合得点 16.5点/順位 16位
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