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大会活動レポート

2013.07.12

「全日本大学駅伝」選考会レポート

2013年6月30日(日)に国立霞ヶ丘競技場(千駄ヶ谷)において、秩父宮賜杯第45回全日本大学駅伝対校選手権大会関東学生陸上競技連盟推薦校選考会が行われました。
この選考会は、関東学連が11月に行われる本選の出場推薦校を選考するものであり、各校8名の選手が2名ずつ4組に分かれて10000mを走り、総合タイムで上位7校を決定するものですが、 本学駅伝チームは、8名の合計タイム4時間02分36秒36で総合12位と、残念ながら本選出場の切符には手が届きませんでした。

当日はたくさんの方々に応援いただき、本当にありがとうございました。

レース報告

1組目(17:00スタート)

本選出場をかけた激しい争いの先陣を切ったのは、柏部孝太郎選手(3年)と南俊輔選手(2年)。両選手は、昨年度もエントリーされたものの5組目のオープンレースだっただけに、雪辱戦に期待がかかる。序盤、両選手は集団のやや後方に位置し様子をうかがう。5000mあたりから柏部選手が徐々に集団の上位に浮上し、7000m過ぎには一時先頭に立つ。一方の南選手は7000m手前で集団から遅れだしてしまう。柏部選手が安定したペースで集団をけん引するも、8000mから他大学の選手が一気にペースを上げると集団に飲み込まれてしまう。レースも終盤に差し掛かるといよいよ集団も崩れ、両選手とも先頭集団の後方まで順位を下げてしまう。柏部選手は30分31秒95で21着、南選手は30分54秒52の27着でゴール。1組目終了地点で13位と、本選出場枠から一歩出遅れてしまう。

2組目(17:40スタート)

柿原聖哉選手(3年)と当日エントリー変更となった主将の井上雄介選手(3年)が出場。中盤までは両選手ともに集団の後方で様子をうかがっていたが、5000mあたりから柿原選手が積極的に先頭に出て、レースの主導権を握る。井上選手は必死に集団に喰らいついていたが、6000m過ぎのペースアップについていけず徐々に離れ始めてしまう。レース後半になり8000m過ぎに他大の選手が一気にペースを上げると、集団が大きく縦長の展開になる。それまで先頭だった柿原選手は集団の後方に下がってしまうが、井上選手は粘りの走りをみせ、集団からこぼれてくる選手を拾っていく。終盤に苦しい走りとなった柿原選手は30分20秒48の15着でゴールし、井上選手は最後のスパートで追い上げを見せ30分24秒66の20着でゴール。総合順位は11位と2つ順位を上げた。

3組目(18:20スタート)

3組目は、昨年1組目で活躍を見せた赤松宏樹選手(3年)と初出場の永信明人選手(2年)がエントリー。4組目には2年生コンビが控えている分、この組で少しでも7位校との差を縮めたいところ。 1、2組目までとは明らかに異なり、序盤からハイペースでレースが進み、集団が縦に大きく伸びる展開となる。 赤松、永信両選手共に序盤から集団の前方に位置し積極的に先頭を追うが、初出場の永信選手には苦しい展開となり、中間点を待たずに集団から離れてしまう。 赤松選手も何とか順位を上げるべく積極果敢に攻めるが、ハイペースの展開に、ついに5000m手前で集団から離れてしまう。終盤、永信選手は前の選手を追い上げ30分51秒84の34着でゴール。一方の赤松選手は後半粘りきることができず30分55秒77の37着でゴール。両選手とも苦しい走りとなり、総合順位を15位に落としてしまう。

4組目(19:00スタート)

各校のエースが揃う4組目には、2年生コンビの我那覇和真選手(2年)と西山凌平選手(2年)が出場。3組目終了地点で15位と厳しい戦いになってしまったが、本学のエースとして互角に戦ってもらいたい。外国人選手が飛び出し、少し離れた大集団の前方に両選手が位置しレースは始まった。最終組だけあり、ペースは一段と速く、スタート直後から大集団が縦に伸びていく。2000m手前からは、早くも外国人選手についていった日本人選手が遅れ始め、それを追い上げる展開となる。ペースが速いため集団の人数が徐々に減っていくが、両選手ともに安定した走りでレースは終盤まで続く。8000mあたりから再びペースが上がると、西山選手は少しずつ集団から離されていく。一方の我那覇選手は終始、日本人選手のトップ争いを繰り広げ、29分10秒87の5位でフィニッシュ。西山選手も集団には離されてしまったが、必死に前を追いかけ29分26秒27の13着でゴール。総合順位は12位と、本選出場には及ばなかったが、各校のエースと互角に戦えたことは今大会の収穫となった。

5組目(オープンレース 19:40スタート)

オープンレースとなる5組目には、補欠にまわった坂本翔太選手(4年)と小泉和也選手(3年)が出場。序盤から積極的に先頭争いを繰り広げる小泉選手と、先頭集団の後方で冷静な走りを見せる坂本選手だったが、6000m過ぎで先頭がペースアップすると、先頭集団が大きく崩れる。先頭争いが3人に絞られる中、小泉選手は必死に喰らいつくが、坂本選手は遅れをとってしまう。終盤の8000m手前、先頭がさらにペースアップすると小泉選手もいよいよ離されてしまうが、最後まで諦めない粘りの走りを見せ30分24秒13の8着でゴール。坂本選手は苦しい走りとなったが、必死の形相で30分45秒74の16着でゴールへ駆け込んだ。

8名の合計タイムが4時間02分36秒36で総合12位と、残念ながら本選出場の切符には手が届かず、2年連続となる出場はかないませんでした。4組目では他大学のエースと渡り合うことができましたが、チームとしてはまだまだ戦力不足なので、夏合宿を通して、チームの底上げを図ります。

 

試合結果

個人成績

1組 21着 柏部 孝太郎(3年) 30'31"95
27着 南 俊輔(2年) 30'54"52
2組 15着 柿原 聖哉(3年) 30'20"48
20着 井上 雄介(3年) 30'24"66
3組 34着 永信 明人(2年) 30'51"84
37着 赤松 宏樹(3年) 30'55"77
4組 5着 我那覇 和真(2年) 29'10"87
13着 西山 凌平(2年) 29'26"27
5組
(オープン)
8着 小泉 和也(3年) 30'24"13 BEST
16着 坂本 翔太(4年) 30'45"74

総合成績

第1位 山梨学院大学 3゜ 57′32″71
第2位 法政大学 3゜ 58′51″38
第3位 青山学院大学 3゜ 59′17″60
第4位 中央学院大学 4゜ 00′28″66
第5位 帝京大学 4゜ 00′34″80
第6位 大東文化大学 4゜ 00′43″66
第7位 順天堂大学 4゜ 01′06″69
本選通過ライン
第8位 國學院大學 4゜ 01′37″26
第9位 拓殖大学 4゜ 01′46″38
第10位 東海大学 4゜ 01′57″76
第11位 東京農業大学 4゜ 02′16″55
第12位 神奈川大学 4゜ 02′36″36
第13位 専修大学 4゜ 02′53″95
第14位 城西大学 4゜ 03′42″37
第15位 中央大学 4゜ 03′46″68
第16位 国士舘大学 4゜ 04′29″50
第17位 上武大学 4゜ 05′20″94
第18位 亜細亜大学 4゜ 08′09″98
第19位 創価大学 4゜ 09′09″70
第20位 関東学院大学 4゜ 14′33″58

【掲載画像はすべて神奈川大学撮影】

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