10月18日(土)東京都立川市の特設コースにて第91回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会(箱根駅伝予選会)が開催され、本学陸上競技部駅伝チームは総合1位で、46回目となる本大会への進出を決めました。
今大会から選考方法が変更となり、関東インターカレッジポイントが換算されないため、各校12名が一斉に20㎞を走り、上位10名の合計タイムのみで争われ、その上位10校が本大会へと駒を進めることができます。出場資格記録が設定された75回大会以降最多の48校がエントリーする今回の予選会は、レース前から厳しい戦いが予想されていました。
9時35分、48校の選手が一斉にスタート。神大駅伝チームの選手たちもトラブルなく無事スタートし、立川駐屯地滑走路の先へと駆け抜けて行きました。
最初のチェックポイントとなる5km地点で、西山選手、柿原選手が先頭集団で通過すると、続いて我那覇選手が通過、さらに柏部選手を中心に神大勢の集団は第3集団に位置づけレースを進めていきました。井上選手も、チームの主将として下級生を引き連れ5km地点を通過。この時点での上位10名の合計順位は5位となり、ほぼ設定タイムどおりの順調な滑り出しを見せました。
立川駅を越え市街地が終わる10km地点では、各大学とも大きな集団でレースを進め、順位に大きな変化は見られませんでした。この時点で本学駅伝チームの総合順位は2位。柏部選手、井上選手を中心とした集団走が健闘し、良い流れで終盤の昭和記念公園へと入って行きました。
勝負の分かれ目となる15km地点では、大きかった3位集団も10名前後となり、第3集団に付いていた神大勢も集団走が崩れてきました。ここからが勝負です。3位集団の先頭を走る柿原選手をはじめほとんどの選手が険しい表情となってきましたが、17km地点では、神奈川大学体育会本部、硬式野球部、神大フェスタ実行委員の学生を中心とした神大の大応援団による大きな声援が、力強く選手の背中を押しました。
最後の力を振り絞り、ゴール地点にチーム内トップで飛び込んできたのは昨年同様、柿原選手。遅れること1分後、我那覇選手が続き、個人順位3位と11位に入る大快走を見せました。また、ルーキーの鈴木選手がチーム内4位でゴールするなど、総合50位以内に6人がゴールし、上位10名のゴール順位が2番目と表示されると、チーム関係者をはじめ周囲には安堵の表情が浮かびました。
そして、澄みきった秋空のもと、各大学の幟が「みんなの原っぱ」に集結しての結果発表。
大観衆が注目する中、神奈川大学の名前が1番目に呼ばれると、大きな歓声と共に拍手が沸き、選手たちは笑顔で互いにその健闘を讃え合いました。応援に駆けつけ、歓喜の瞬間に立ち会った神大生、卒業生をはじめとする大応援団の皆さまにも笑顔がこぼれました。
今回の予選会では、皆さまの大声援の後押しを受けた選手たちの力走で、5年連続46回目となる箱根駅伝本大会への切符を手にすることができました。
朝早くから沿道で応援してくださった皆さまをはじめ、テレビ放映やソーシャルメディア等でも多くの方からご声援を頂きましたこと、心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
しかしながら、本学駅伝チームの最終目標は10年ぶりとなる『シード権獲得』です。目標達成への道のりは、決して簡単なものではありませんが、本大会でも「最高のチームで最高の走りを」をモットーに全力を尽くしますので、引き続きご支援・ご声援を何卒よろしくお願いいたします。
【撮影:神奈川大学】
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