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大会活動レポート

2025.06.25

第104回関東学生陸上競技対校選手権大会観戦記

観戦レポート

5月8日(木) 1日目

男子400m予選

男子400m予選には山田倖之介(4年)、山口雄太(4年)、小山颯達(3年)が出場。2年連続の出場となった山田は49秒27の4着だったが、惜しくもプラスで拾われず準決勝進出とはならなかった。個人での関東インカレ初出場となった山口は本来の実力を発揮できず50秒31の7着となり悔しい結果となった。直前の試合で関東インカレの標準を突破し、好調の小山は前半から攻めの走りを見せるも50秒01の5着となった。層の厚い400mブロックの今後の活躍を期待したい。

男子110mH予選

男子110mH予選には、初出場となる野澤寿樹(2年)と3度目の出場となる井川蓮(4年)が出走した。初出場となった野澤はシーズンベストとなる15秒34の走りを見せたが、他大学の実力揃いの選手に太刀打ちすることができず、予選敗退となった。3度目の出場者となった井川は序盤から落ち着いた走りを見せ、15秒14の3着で準決進出を果たした。野澤はあと2年関東インカレに出場する機会があるため、更なる記録更新、表彰台に期待が高まる。

男子1500m予選

男子1500m予選1組目には初出場となる牛嶋(1年)が出場した。全体的にスローペースな展開となり、ラスト400mまで大きな集団でレースが進んだ。ラスト1周で各選手が一気にスパートをかけ、牛嶋はついていくことができず集団後方でのフィニッシュとなった。4分03秒64の7着で初の関東インカレは予選敗退となった。2組目には、池田蓮(4年)が出場。レース終盤まで集団でのスローペースが続き、接触が多く位置取りに苦戦した。最後のスパート勝負では切り替えができたものの、タイミングが合わず、3分55秒83の5着で惜しくも決勝進出を逃した。3組目には昨年に引き続き太田宗一郎(2年)が出場した。これまでの2組と同様、ゆったりとした展開から始まり集団の中盤でレースを進めた。900m付近で後方から追い上げてきた選手がペースを上げ始めると、太田は位置を下げてしまう。ラスト1周でさらに先頭のペースが上がると、残り200mまでは何とか中盤で粘るもそこから前を追う力が残っておらず3’57”74で決勝進出とはならなかった。

5月9日(金) 2日目

男子110mH準決勝

男子110mH準決勝には前日の予選で素晴らしい走りを見せた井川蓮(3年)が出場。スタートから快調に走り出し、先頭からは徐々に離されるも最後まで力強い走りを見せ、14秒73のタイムをたたき出した。惜しくも準決勝敗退となったが、昨年度より更にレベルが上がったこの種目で上位に喰らい付き、昨年度よりも好タイムでの結果でフィニッシュした彼からは、確かな成長と見応えを感じられた。

5月10日(土) 3日目

男子400mH予選

男子400mH予選には、鴇田百優(2年)、井上理仁(4年)が出場。今大会2連続の出場となる鴇田は、緊張もある中ではあったが、序盤に自分の走りをして後半に繋げることによって、最後まで力強い走りをして54秒72の自己ベストを更新。組6着、全体の16番目で見事準決勝に進出した。4年連続の出場となる井上は、好調なスタートで他レーンと差をつけ、そのままの勢いで進んでいき、最後の直線でも落ち着いた走りで、54秒84の2着で余裕を持って準決勝に進出した。

男子800m予選

男子800m予選には池田蓮(4年)が出場。前半はスローペースで入り、残り1周でかなりペースが上がったレースとなった。池田は、序盤から集団で良い位置につき、後半のスパート勝負でしっかり競り勝ち、1分54秒43で3着ゴール。見事着順で準決勝進出を決めた。

男子400mH準決勝

男子400mH準決勝には鴇田百優(2年)、井上理仁(4年)が出場。2年連続で準決勝まで上り詰めた鴇田は54秒91と予選と変わらないタイムで走りきった。去年よりもタイムを大幅に縮めた走りは、これからの活躍を期待できる。井上はトップに近いタイムで準決勝に進出したが惜しくもフライングスタートをしてしまい悔しい結果となった。

男子走高跳決勝

男子走り高跳び予選には、3年連続の出場となる和田研人(3年)が出場。初回の跳躍で190cmに挑戦したが、自身の力を発揮できず失敗に終わった。記録を残すことができず、悔しい結果となった。来年、最終学年としての跳躍に期待したい。

男子3000mSC予選

男子3000mSCには、戸田真己(1年)が出場。初めての代表出場となった今回は、序盤から先頭集団を引っ張るレース展開をするが、中盤以降、集団から遅れをとりペースを上げることができなかった。粘りを見せたものの、結果は9分37秒95の14着と惜しくも予選敗退した。

男子800m準決勝

同日予選を危なげなく突破した池田蓮(4年)だが、男子800m準決勝ではスタート直後から先頭で集団を引っ張り、終始自分のレースを展開した。昨年入賞しているだけに、安定感のある走りで1分52秒45の3着となり、去年に引き続き決勝進出を決めた。

男子4×400mR予選

男子4×400mR予選には、1走・加藤夏生来(1年)、2走・山田倖之介(4年)、3走・小山颯達(3年)、4走・井上理仁(4年)が出場。初めての関東インカレ出場となる加藤が初手から果敢な走りを見せると、2走の山田が2位との距離を縮め、ほぼ同時に3走へとバトンを繋ぐ。3走の小山はラスト100mの直線に差し掛かると粘り強い走りを見せ2番手に浮上し、続く4走の井上は古豪をも思わせる走りで後続を抑えた。結果は3分16秒09の2着で見事3年連続の決勝に駒を進めた。

5月10日(日) 4日目

男子2部ハーフマラソン

男子2部ハーフマラソンには赤池祥(4年)、志食隆希(4年)、西坂昂也(4年)が出場。気温が高く、日差しが強い中のスタートとなった。西坂は後方からのスタートとなり、慣れない気候の変化と位置取りに苦戦しながらのスタートとなった。4km付近で赤池が転倒するハプニングがあったが、粘り強く力を振り絞る姿が見られた。志食は序盤からの位置を継続し、粘り強く前方集団に食らいつき4年生の意地を感じられるレース展開を見せていく。西坂は序盤の遅れを取り戻せず、最後までペースを上げきることができないまま1時間9分18秒となり64着でゴール。志食は1時間3分53秒の19着、赤池は1時間4分58秒で36着フィニッシュし実力が発揮できず悔しい結果となった。

男子800m決勝

男子800m決勝には、池田蓮(4年)が出場。前日の予選と同様に1周目は牽制が続いた。ラスト300m地点で他大学の選手が仕掛け、集団のスピードが一気に上がった。池田は、このスピード変化にしっかりと対応し、先頭集団についたままホームストレートでの勝負に入った。ラスト100mでは池田特有の勝負強さでしっかりと競り勝ち、1分54秒48で見事2位入賞を果たした。池田自身は去年から1つ順位を上げ2位表彰台となり、関東インカレ4年連続の表彰台という輝かしい成果を残した。

男子やり投決勝

男子やり投げ決勝には、3年連続の出場となる清野大(4年)が出場。最後の大会となった今回は、55m91をマークし、全体10位という結果だった。入賞には届かなかったものの、これまでの努力を体現するような渾身の投擲を見せ、有終の美を飾った。

男子4×400mR決勝

3年連続の出場となった男子4×400mRの決勝には、1走・加藤夏生来(1年)、2走・山田倖之介(4年)、3走・小山颯達(3年)、4走・井上理仁(4年)と予選と同じメンバーで挑んだ。序盤から強豪校がひしめくなか攻めた走りを見せ先頭集団にくらいついた。結果は3分12秒82の6位で表彰台を逃したが、2年ぶりに神大記録を更新した。4年間マイルメンバーを引っ張ってくれた4年生は今大会で引退となるが、今回出場した2名を含め力のある選手が多く、今後の活躍と来年度の上位入賞に期待がかかる。

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