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大会活動レポート

2024.11.29

第56回全日本大学駅伝 観戦レポート

2024年11月3日(日)に熱田神宮から伊勢神宮までを走る、「秩父宮賜杯 第56回全日本大学駅伝対校選手権大会」(全8区106.8km)が行われ、本学駅伝チームが2年ぶり19回目の出場を果たしました。本大会は前大会で上位8校と全国8地区の代表17校に加え、日本学連選抜、東海学連選抜の計27チームが出場しています。

当日の気候は晴れ。風は冷たいものの日差しが強く照りつけ、時間が経つにつれ気温が上昇し、選手の体力を奪っていきました。

観戦レポート

1区

全区間で最も短い距離となり、位置取りが重要となる1区に起用されたのは、3大駅伝初出場の大岩蓮選手(人間科学部2年)。レースはスローペースで幕を開けましたが、前半から落ち着いた走りを見せ、集団の中盤あたりに位置取りをしました。残り1.5kmからペースが大幅に上がるなか、集団に食らいつき7秒差の13位の好位置で襷を繋ぎました。

2区

順位変動の多い2区に起用されたのは、箱根予選会でチームトップの走りを見せた酒井健成選手(人間科学部3年)。各大学のスピード選手が集まる中、序盤から突っ込んだレース展開となりました。中盤から後半には他大学の選手と並走し、粘りの走りを見せ先頭と2分18秒差の15位で襷を繋ぎました。

3区

小刻みなアップダウンのある3区を任されたのは、全日本大学駅伝の3区、2回目の出走となった宮本陽叶選手(人間科学部3年)。中継所から力強くスタートし、序盤で1人抜くと勢いはそのままに積極的な走りを見せてくれました。中盤以降にも2人の選手を抜き、区間8位の力走でチームを13位に押し上げました。

4区

全区間の中で最もアップダウンが多い4区に起用されたのは、近藤大智選手(経済学部2年)。三大駅伝初出走となった近藤選手でしたが、落ち着いた表情で中継所を飛び出しました。序盤から自らリズムを作り、冷静にレースを展開しました。混戦したレースの中、1つ順位を落としたものの区間9位の収穫ある走りとなりました。

5区

比較的フラットなコースで中盤以降下り基調となりますが、気温変動が大きい5区に起用されたのは中西良介選手(人間科学4年)。良い流れで襷を受けた中西選手でしたが、後半にペースが上がらず苦しい走りとなりました。順位は保ったものの自分の持っている力を発揮できず、区間17位の悔しい走りとなりました。

6区

フラットな道が多く、終盤区間への流れをつくる6区に起用されたのは、滝本朗史選手(人間科学部2年)。厳しい日差しのなか序盤から冷静に力強い走りでレースを展開しました。滝本選手は順位を1つ押し上げる好走を見せ、13位で襷を繋ぎました。

7区

起伏が少なく全区間で2番目に距離が長いコースとなり、各校のエースが集まる7区に起用されたのは、3年目にして初の三大駅伝出走となった西坂昂也選手(人間科学部3年)。2週間前に行われた箱根駅伝予選会の疲労が残るなか終盤まで粘りの走りを見せました。1つ順位を落としたものの14位で最終区間へと繋ぎました。

8区

本大会最長距離の8区に起用されたのは、志食隆希選手(経済学部3年)。同級生の西坂昂也選手から襷を受け、力強く中継所を飛び出しました。序盤から単独走となった志食選手でしたが、自身でリズムを作り淡々とペースを刻みました。後半は苦しい表情となりましたが、粘りの走りで総合14位でフィニッシュしました。

残念ながらシード権を獲得することはできませんでしたが、次年度へつながる実りのある大会となった第56回大会でした。

選手コメント

1区 大岩選手1区 大岩選手

応援ありがとうございました。地元を走ることができ、楽しかったです。しかし、レース内容としては最後のペースが上がったタイミングで付いて行けず、最低限の走りしかできず、チームを勢いつけることができませんでした。力不足をより一層感じました。ここで得た貴重な経験を活かし、自分がチームを引っ張る存在になり、個人としてもチームとしても他大学と戦えるように力をつけます。

2区 酒井選手2区 酒井選手

応援ありがとうございました。2区を走らせていただきましたが、他校のエース級の選手に全く力が及びませんでした。とても悔しい走りになってしまいました。残り2ヶ月箱根駅伝に向けて頑張っていきますので、引き続き、応援よろしくお願いします。

3区 宮本選手3区 宮本選手

沢山の応援・サポートのおかげで少しずつですが結果がついてくるようになりました。箱根駅伝予選会では助けてもらってばかりの自分でしたが、今回は2つ順位を上げられた事、区間一桁で走れた事などは少し恩返しできたかなと思います。しかし、課題は沢山ありますし、本来はもう少し長い区間を走らなければいけないと感じている事など、箱根に向けてさらに努力が必要です。このチームやみなさんに少しでも恩返しができるように、箱根では自分らしい最高の走りができるように頑張っていきます。今後も応援よろしくお願いします。

4区 近藤選手4区 近藤選手

応援ありがとうございました。チームとしては14位となり悔しい結果となりました。個人でも区間上位の選手達との力の差を感じました。その差を埋められるように、これから練習していきます。次は箱根駅伝になります。残りの期間悔いの残らないようにがんばります。

5区 中西選手5区 中西選手

応援ありがとうございました。今回初めて目標にしていた三代駅伝の一つに出走しましたが、思うような結果は残すことができませんでした。2ヶ月後に箱根駅伝があるため、そこで今回の悔しさをぶつけられるようにもう一度自分と向き合って練習に励みたいと思います。最後になりましたが沿道からの応援ありがとうございました

6区 滝本選手6区 滝本選手

沢山の応援ありがとうございました。箱根駅伝予選会との連戦で、自分の中でもギリギリの出場でした。しかしながら、同じ条件で出場しているいくつかの大学と、ここまで差が出るのは自分の力の無さです。ライバルに置いて行かれている現実を突きつけられる結果だったと思います。1月2日、3日は笑って終わることができるように、あと2ヶ月これまで以上に追い込んでいきます。当日は忙しい中で応援していただき本当にありがとうございました

7区 左、西坂選手7区 左、西坂選手

初めて大学駅伝を走らせていただきましたが、他校のトップクラスの選手たちと同じ区間でも物怖じせず、自分の走りをすることができました。まだまだ実力が足りないと感じたと同時に箱根駅伝前に大きな経験ができたことは良かったです。今回の結果を意味のあるものにします。応援ありがとうございました。

8区 志食選手8区 志食選手

応援ありがとうございました。全日本という大舞台で緊張もありましたが、とてもワクワクした気持ちで走ることができました。沿道からの沢山のご声援のおかげで苦しい場面を楽しむことができました。他大学との力の差を感じさせられる結果になりましたが、まだまだ伸びしろがあると思うので、もっと強くなって箱根に挑みます。

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