2011年6月25日(土)に国立霞ヶ丘競技場(千駄ヶ谷)において、秩父宮賜杯第43回全日本大学駅伝対校選手権大会関東学生陸上競技連盟推薦校選考会が行われました。
この選考会は、関東学連が11月に行われる本戦の出場推薦校を選考するものであり、各校8名の選手が2名ずつ4組に分かれて10000mを走り、総合タイムで上位6校を決定します。
本学駅伝チームは、8名の合計タイム4時間00分10秒54で総合9位と、残念ながら本戦出場の切符には手が届きませんでした。
当日はたくさんの方々に本学駅伝チームを応援いただきまして、本当にありがとうございました。
森津祐一選手(4年)と福田健太選手(3年)が出場。
1周目72秒と1組目としては良いペースでスタートし、すぐに縦一列の長い集団になりレースが展開。
3000m過ぎから福田選手が少しずつ順位をあげ、8位前後につけるが、森津選手は集団の中盤で20位前後につける。
先頭集団の5000m通過は14分57秒とスタートからのペースを維持するが、牽制し合いペースが変わらないまま後半へ。7000mを通過してもペースがあがらないため押し合いになるが、この隙を縫って森津選手も少しずつ順位をあげていく。
レースも終盤となり最後の1000mを過ぎると順天堂大学の選手がスパートをかけ、一気に集団が崩れる。福田選手も遅れることなく懸命のスパートで10着につけフィニッシュ。森津選手は中盤の追い上げがあったが30着であった。
1組目終了時点で、チーム総合10位。ボーダーラインの6位までは20秒ほどであり、2組目以降での巻き返しを願う。
2組目には、当日変更でエントリーされた久門大輔選手(4年)と、同じく当日変更の高久芳裕選手(3年)が出場。
最初の1㎞は2分56秒と、前半3000mまでは比較的速いペースでのスタートとなった。大きな1つの集団となるなか、両選手ともに集団中盤の20位前後につける。
5000m手前で、青山学院大学の選手が一人飛び出し、集団を50m近く引き離す独走状態となる。
7000m過ぎから集団が先頭を追いかけ始めてペースが上がると、これまでの大集団が崩れ始め15名くらいの2位集団が形成される。久門選手はその集団に食らいつき10位前後に位置。高久選手は一つ後ろの集団で20位前後につける。
青山学院大学の選手の独走がつづくなか、両選手も少しずつ先頭との距離をつめ、追い上げていく。結果、久門選手9着。高久選手22着でフィニッシュ。
2組目終了時点でチーム総合9位。1組ごとに順位が大きく入れ替わる中、1つ順位をあげることができた。
3組目は、小堀佑真選手(4年)、鈴木駿選手(3年)が出場。
1㎞3分ペースで5000m過ぎまでレースが展開されたため、一つの大きな集団のまま距離を重ねていく。この組の順位によって最終組のレース展開が大きく左右されるため、どの選手も後半に向け力を温存している様子がうかがえる。本学の選手も集団の後方に位置し、後半に備える。
6000m過ぎから徐々に小堀、鈴木両選手が順位をあげはじめる。
後半に入り徐々に集団のペースが上がる中、小堀選手は8位、鈴木選手は15位前後につけ、いよいよ終盤へ入り我慢比べのレース運びに。
しかしながら8000mを過ぎたあたりで、先頭を追走していた小堀選手に突然のハプニング!第4コーナー通過時に突然の転倒…。一気に20位くらいまで順位をさげてしまう。一方の鈴木選手は小堀選手の転倒を目の前に必死に順位をあげ17着でフィニッシュ。転倒後ペースを乱してしまった小堀選手も大きく崩れることなく何とか21着でフィニッシュした。
3組目終了時点で総合8位。本学を挟み前後の大学が目まぐるしく入れ替わる中、6位の大学とは約22秒差。
最終組での追い上げに期待したい。
各校エースがそろう4組目。キャプテン坪内武史選手(4年)と小嶋直耶選手(4年)が出場。
1周目は65秒、1000mが2分41秒というハイペースでスタート直後から縦一列になり、先頭は外国人選手と中央学院大学の選手で牽引する。
序盤、両選手は先頭2名を追う大きな第2集団の後方につけ、坪内選手は距離を重ねるごとに順調に順位をあげていく。一方の小嶋選手は、スタートでのハイペースの影響もあり集団から徐々に後退してしまい、思うようなレース運びができない…。
先頭は5000mを14分30秒で通過、中盤はペースも落ち着き1㎞あたり約3分を少し切るくらいのペースで推移する。
後半、坪内選手は先頭集団となる15位前後の位置まで順位をあげ、粘り強いレースを展開。小嶋選手は苦しみながらも息を吹き返し、集団からこぼれる選手を追いかけ始める。
最後の1000mでは激しい1着争いが繰り広げられ、エースが集う第4組を日本人選手が制する中、坪内選手もその勢いに乗り自己ベスト記録を約20秒も上回る好記録、29分14秒60の11着でフィニッシュ。小嶋選手は最後の1000mで集団の後方まで追い上げ30着でフィニッシュした。
5組目は、オープンレースとなっており、各校補欠にまわった選手27名が出場。正式な結果発表を待つ間にレースが行われる。
予選の勝敗には影響しないものの、4組目までの選手と同様に調整を重ねてきた高橋俊光選手(4年)に応援席から熱い声援が送られる。吉川了選手(3年)は、体調を考慮し急遽欠場となった。
終始1㎞3分ペースで展開され、5000mは15分03秒で先頭が通過。そこから帝京大学の選手が飛び出し、2着以降の選手を引き離す。高橋選手は後方に位置し、懸命に粘りのレースを展開するも、思うように順位をあげることができず、15着でのフィニッシュとなった。
8名の合計タイムが4時間00分10秒54で総合9位と、残念ながら本戦出場の切符には手が届きませんでした。
総合9位は昨年よりも順位を1つ落としてしまったものの総合タイムは約5分縮まり、上位校との差も大幅につめることができました。さらには坪内選手の大幅なベスト記録更新もあり、復活の兆しを感じることができました。
夏合宿を通して、箱根駅伝予選会では明るい結果を、選手の力強い走りとともに皆様にご報告できるよう期待したいと思います。
今後とも本学駅伝チームに温かいご声援をいただけますよう、お願いいたします。
1組 | 10着 | 福田 健太(3年) | 29′58″23 | |
30着 | 森津 祐一(4年) | 30′28″91 | ||
2組 | 9着 | 久門 大輔(4年) | 29′57″24 | |
22着 | 高久 芳裕(3年) | 30′12″28 | ||
3組 | 17着 | 鈴木 駿(3年) | 30′04″14 | |
21着 | 小堀 佑真(4年) | 30′11″44 | ||
4組 | 11着 | 坪内 武史(4年) | 29′14″60 | BEST |
30着 | 小嶋 直耶(4年) | 30′03″70 | ||
5組 | 15着 | 高橋 俊光(4年) | 30′41″92 |
1位 | 青山学院大学 | 3゜58′24″19 |
2位 | 帝京大学 | 3゜58′29″85 |
3位 | 城西大学 | 3゜58′59″11 |
4位 | 中央大学 | 3゜59′05″72 |
5位 | 日本体育大学 | 3゜59′48″92 |
6位 | 上武大学 | 3゜59′49″52 |
7位 | 國學院大學 | 3゜59′54″28 |
8位 | 順天堂大学 | 4゜00′06″58 |
9位 | 神奈川大学 | 4゜00′10″54 |
10位 | 東京農業大学 | 4゜00′39″22 |
11位 | 大東文化大学 | 4゜01′03″47 |
12位 | 専修大学 | 4゜01′07″57 |
13位 | 山梨学院大学 | 4゜01′41″04 |
14位 | 亜細亜大学 | 4゜02′10″02 |
15位 | 国士舘大学 | 4゜02′15″67 |
16位 | 拓殖大学 | 4゜02′29″36 |
17位 | 創価大学 | 4゜03′55″76 |
18位 | 法政大学 | 4゜04′05″64 |
19位 | 中央学院大学 | 4゜04′21″84 |
20位 | 麗澤大学 | 4゜08′08″73 |
*第6位までが本戦出場
【掲載画像はすべて神奈川大学撮影】
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