世界へ、そして未来へ 神奈川大学

vol.7 私と神大駅伝チーム 喫茶店「ソフトコーヒー」オーナー 斉藤 孝子さん

毎日忙しくてもしっかり食べるのが基本。ソフトのカツカレー、用意して待ってますよ!

47年間続く喫茶「ソフトコーヒー」は横浜キャンパスのほど近くにある。
オーナーの斉藤孝子さんは、長年駅伝チームとともに歩み続けてきた縁の下の力持ち。
かつて二連覇を遂げたチームの食生活を支えた老舗は、現役の選手たちの拠り所でもある。

私と神大駅伝チームとの出会い

監督の大後さんがコーチとして神大にいらした1989年、駅伝チームには今みたいに寮がありませんでしたから、より強いチーム作りを目指して、選手たちはアパートで共同生活を始めたんですよ。そこで、まずは食生活から見直す必要があるということで、大後さんがお店にいらして「駅伝チームの食事を作ってほしい」と頼まれました。私は以前、神大のラグビー部の寮にも食事を出していたことがあったから、その評判がどこからか耳に入ってお声がかかったようでした。ラグビー部も食生活が改善された頃からどんどん強くなって、良い結果を出していたんですよ。食べ盛りの選手たちにとって食事は本当に大切ですからね。駅伝チームの食事となると責任重大で、大変ですよ。実は私、最初は何度もお断りしたんです。それでも、大後さんが連日のように来てくださって「何とかチームを強くして、神奈川大学を駅伝に出したい」とおっしゃって。その熱意におされて最終的に引き受けることを決めました。
貰った献立で朝食と夕食を作って、時間になると選手たちがお店に食べにくるようになりました。ヘルシーな料理が中心でしたね。今は寮に立派なお風呂がありますけど、その当時の選手たちは、食事を済ませてから銭湯に行ったりしていました。最初は挨拶すらできなかった子も通ってくるうちに変化していって、本当にいいチームになりましたよ。寮が完成したことで、選手の食事を作るお役目は終わりましたが、楽しい思い出が沢山あります。力をつけるためにと贈られたスッポンが逃げ出したハプニングとか、そんなことも懐かしいですね。

私が神大駅伝チームを応援したい理由

駅伝チームと共に味わった感動や喜びをもう一度!これからも変わらずこの場所でみんなの活躍を応援していきます。

この場所で喫茶店を始めて、もう47年になりますから、いい時もそうでない時も、神大の駅伝チームのことをずっと見てきました。私は選手たちが来ないと、お昼をちゃんと食べているのか心配しますね。菓子パンやインスタントで済ませてしまったら力が出ないし勝てませんから、もっとお店に顔を出してほしいですね。
選手たちは数人で食べにくることが多いのですが、普段からマスクをして、健康に気を配っているのが分かります。この間は夕方からのレース前にエースの鈴木くんがお昼にやってきて、カツカレーを食べていきました。うちのメニューはどれもボリュームがあるから、レースの頃に一番力が発揮できる時間帯にしっかり食べるんですよ。今年の1区2区を走った山籐くんや鈴木くんは本当に小柄なのに、よくこんなに走るなと感心します。ゴールした後で倒れ込む選手も多いけど、そうならないのは、彼らがそれだけしっかり練習をしているからでしょう。ただ、二人ともテレビで目立たないから、「レース中はもっと目立つところで走らなくちゃダメよ!」と冗談を言ったりしますけど(笑)

神大駅伝チームの選手たちへのメッセージ

今は家族とテレビで応援しますが、駅伝チームに食事を作っていた当時は、だいたい12月20日頃から本番の1月3日まで選手たちの食事をまかなっていたので、年末年始はとても忙しくしていました。往路では東神奈川で応援したらすぐに戻って、テレビの中継でレースの続きを気にしながら、帰ってきた選手たちが食べる夕飯の支度にとりかかっていましたね。
神大が途中棄権になってしまった第72回大会のことはとても印象に残っています。あの日は私たちもとても辛かったですが、無念な気持ちを抱えていても、選手たちは最後まで全力で走り抜きました。この経験を乗り越えて、次の年には優勝したんですから、本当に見事でした。大後さんが監督になった翌年も二連覇しましたからね。すごいことです。
駅伝チームのサポートを通してもらった感動や喜びを、もう一度、できれば私が現役でいるうちに味わえたらいいですね(笑)。今のチームにも、優勝したころと同じ勢いを感じますから、次の箱根駅伝は、ぜひ優勝してほしいです。もう一度、オープンカーでのパレードを見せてください、期待しています!

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