世界へ、そして未来へ 神奈川大学

vol.9 神大チ管弦楽団 榊原 萌菜さん 小野寺 未南さん

自分と同じ大学の仲間を、
演奏を通じて応援できることは特別なこと。
音楽の力で選手たちを後押しします!

先輩後輩の垣根もなく、部員同士が非常に仲がいいという管弦楽団は学生が主体となり、日々練習中。
その結束力を音に替え、選手たちにエールを届ける!

私と神大駅伝チームとの出会い

小野寺:もともと私の両親が箱根駅伝を好きなこともあり、小さな頃からテレビで一緒に見ていました。高校生になると部活動が忙しくなり、見られない時期もありましたが、神大が箱根駅伝に出場していたことは知っていました。久しぶりに箱根駅伝を見た高校3年生の正月は、部活動も引退し、すでに推薦で神大への進学が決まっていたのでじっくりと見ることが出来ました。そのときはじめてテレビ越しに神大駅伝チームの活躍する姿を見たとき本当に感動しました。

榊原:実は、私は大学に入るまで箱根駅伝を一度も見たことがなかったんです。大学入学後、部活で駅伝の応援に行くと聞いたとき、初めて神大の駅伝チームのことや、神大が駅伝強豪校であることを知りました。

小野寺:そうそう、それにテレビでは管弦楽団が応援しているところが映らないので、大学入学後に管弦楽団も駅伝の応援に行くことを聞かされ、ビックリしたと同時に、嬉しくなっていろんな人に自慢しちゃいました。

榊原:私はスポーツに疎いので、それまでスポーツを応援したり観戦したりすることはなかったんです。でも、実際に現地で選手たちを応援できた経験はとにかく新鮮でした。選手の皆さんが自分たちの目の前を通るのはほんの一瞬なのですが、その一瞬だけで選手たちの真剣さがこちらに伝わってきて、応援する魅力に取りつかれ、ついつい演奏にも力が入りました。

私が神大駅伝チームを応援したい理由

榊原:私は小学校のときにピアノを習っていて、高校からは吹奏楽部でトランペットを演奏していました。高校に入ると、比較的厳しい部だったことと、希望する楽器を担当できなかったこともあり、早く上手くなりたい一心で、朝練と昼練そして居残り練習と、とにかく頑張って練習していました。音楽もスポーツも、本番に向けて毎日コツコツと努力する大切さは共通だと思います。駅伝チームの皆さんも、私の想像以上の努力をされていると思います。その努力を本番で全て出し切ることは簡単ではありませんが、少しでも「演奏」という形で力になれたらと思って応援しています。

小野寺:私は中学の部活動から吹奏楽部に入り音楽を始めました。高校生のとき、野球部の応援に行き、そこで応援の楽しさを知りました。大学1年生のとき、初めて箱根駅伝へ応援に行ったときは、神大のベンチコートを着て応援できることがとにかく嬉しくて、かなりテンションがあがりました。そこにはきっと箱根駅伝という大きな舞台に参加出来たということだけでなく「頑張っている人を応援したい」という想いが高まったからだと思います。自分と同じ大学の選手を、大好きな楽器を通じて応援できる機会はあまりないですよね。頑張っている皆さんに少しでも力になれたらいいなと思います。

榊原:私たちと駅伝チームの皆さんとは普段あまり関わることはないのですが、応援がある度に挨拶に来てくださいます。そのときは「私たちも全力で応援しなくては!」と気合が入りますね。

小野寺:管弦楽団では駅伝チームや野球部の応援はもちろん、部の取り組みとして近隣の介護施設や小学校での演奏のほか、毎年6月と12月に定期演奏会があります。先日その定期演奏会に、駅伝チームの皆さんから花をいただいたのです。今度はこちらが応援する番ですね!

神大駅伝チームの選手たちへのメッセージ

榊原:スポーツに全く縁のない人生でしたが、駅伝に触れ、駅伝を見てこんなにも感動するものなんだと衝撃を受けました。私は4年生なので、管弦楽団で箱根駅伝を応援できるのは次で最後になります。寂しい気持ちもありますが、これからも神大駅伝チームを一番に応援していきます。

小野寺:テレビ越しで応援していた選手たちを演奏という形で近くから応援できて光栄です。いつも選手の皆さんが真剣に走っている姿を見て、むしろこちらが応援されているような気持ちになります。 私たちも箱根駅伝を見ているすべての人を巻き込み、選手の皆さんの後押しとなる演奏ができるよう精一杯練習しますので、がんばってください!

※役職・文章等は取材当時の内容となります。

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