2015年6月20日(土)に慶応大学日吉キャンパス陸上競技場において、秩父宮賜杯第47回全日本大学駅伝対校選手権大会関東学生陸上競技連盟推薦校選考会が行われました。
この選考会は、関東学連が11月に行われる本大会の出場推薦校を選考するものであり、各校8名の選手が2名ずつ4組に分かれて10000mを走り、総合タイムで上位9校を決定するものです。本学駅伝チームは、8名の合計タイム3時間59分23秒79で20校中3位となり、11月1日(日)に行われる全日本大学駅伝への出場が確定しました。
当日はたくさんの方々に応援いただき、本当にありがとうございました。
1組目には淺利宗一郎選手(2年)と初レースとなった、多和田涼介選手(1年)が出場。天候にも恵まれ、良好なコンディションのなか行われた。
レースは大集団のままペースが上下する、非常に不安定状態で進む。淺利、多和田両選手は後方からのスタートになるが、淺利選手が多和田選手をけん引するかたちで徐々に集団の前方へ移動して行く。レースは5000mを過ぎるころから集団に大きな変化があると、両選手とも先頭集団に食らいつくが、多和田選手は7000m過ぎに集団から遅れ始め、淺利選手も8000m過ぎには遅れ始めてしまう。
しかしながら、終盤に粘りの追い上げを見せた淺利選手は、ベスト記録を更新し8着でゴール。多和田選手は24着でゴールし、1組目は総合11位と通過圏外からのスタートとなる。
総合タイムにあまり差のない中でスタートした2組目には、渡邉慎也選手(4年)と当日変更になった大川一成選手(2年)が出場。
レースは大集団のままスローペースで進み、両選手とも集団の中盤から後方でレースを進める。3000m過ぎに渡邉選手が他大学の選手と接触し転倒。周囲に不安がよぎるがすぐに集団に追い付く。レースは6000mで集団のペースに変化があり、両選手懸命に喰らいつくも、先頭集団からは徐々に遅れてしまう。
しかしながら終盤に入ると大川選手が、前の集団からこぼれてきた選手を追い上げる懸命のスパートを見せ9着でゴールすると、転倒のあった渡邉選手も最後まで粘りの走りを見せ、19着でゴールした。依然タイム差は少なく予断を許さない状況ではあるが、ここで総合順位を7位まで押し上げる。
3組目には主将の我那覇和真選手(4年)と、期待のルーキー山藤篤司選手(1年)が出場。
例年この組からレース展開も早くなる傾向が強いが、予想に反してスローペースでレースが展開する。大集団は5000m手前でペースに変化が出始めると、徐々に集団が崩れ始める。各大学の選手が他の選手を少しでも振り落とそうとペースの上げ下げが続くが、我那覇選手、山藤選手は懸命に喰らいつき、先頭集団のまま終盤へと入っていく。9000mを通過し、いよいよ先頭集団もごくわずかな人数に絞られる中、我那覇選手が一瞬の隙を突き渾身のラストスパートを見せると、そのまま他大学の選手を振り切りトップでゴール。山藤選手も我那覇選手のスパートに必死に食らいつくと5着でゴールし、ルーキーらしからぬ圧巻の走りを見せる。
3組終了時点で5位まで順位をあげ、その時点で1位との差は40秒となり、上位での通過も見えて来た。
最終組となる4組目には。西山凌平選手(4年)と鈴木健吾選手(2年)が出場。各大学のエースが配置され、レベルの高いレースが展開される。
レースは序盤からハイペースで進み、集団は縦長になる。西山選手、鈴木選手は集団の前方でレースを進めるが、留学生を中心とした集団と第2集団に別れ始める。両選手とも第2集団の先頭に位置し、前から崩れてきたきた選手を吸収しつつレースを進めて行く。徐々に先頭集団も絞られていく中、両選手とも最後まで第2集団の先頭争いを演じ、西山選手は4着でゴール。鈴木選手はベスト記録を更新し5着でゴールした。
レース終了後、ほどなくして結果発表が行われ、3位での通過が発表されると関係者からは大きな拍手がわきあがった。3時間59分23秒で総合3位となり2年連続での全日本大学駅伝への出場が決まった。
1組 | 8着 | 淺利 宗一郎(2年) | 30′17″76 | BEST |
24着 | 多和田 涼介(1年) | 30′44″69 | 初レース | |
2組 | 9着 | 大川 一成(2年) | 30′15″58 | |
19着 | 渡邉 慎也(4年) | 30′28″68 | 初レース | |
3組 | 1着 | 我那覇 和真(4年) | 29′38″35 | |
5着 | 山藤 篤司(1年) | 29′43″02 | BEST | |
4組 | 4着 | 西山 凌平(4年) | 29′06″24 | |
5着 | 鈴木 健吾(2年) | 29′09″04 | BEST |
第1位 | 中央学院大学 | 3時間58分58秒68 |
第2位 | 日本大学 | 3時間59分19秒28 |
第3位 | 神奈川大学 | 3時間59分23秒36 |
第4位 | 早稲田大学 | 3時間59分40秒00 |
第5位 | 帝京大学 | 3時間59分50秒69 |
第6位 | 順天堂大学 | 4時間00分15秒14 |
第7位 | 日本体育大学 | 4時間00分33秒17 |
第8位 | 大東文化大学 | 4時間01分15秒07 |
第9位 | 國學院大學 | 4時間01分34秒76 |
本選通過ライン | ||
第10位 | 法政大学 | 4時間01分55秒43 |
第11位 | 上武大学 | 4時間02分08秒30 |
第12位 | 専修大学 | 4時間02分44秒55 |
第13位 | 国士舘大学 | 4時間03分06秒06 |
第14位 | 東京農業大学 | 4時間03分11秒96 |
第15位 | 城西大学 | 4時間03分26秒97 |
第16位 | 拓殖大学 | 4時間03分37秒29 |
第17位 | 東京国際大学 | 4時間04分34秒47 |
第18位 | 中央大学 | 4時間05分05秒19 |
第19位 | 創価大学 | 4時間05分44秒63 |
第20位 | 亜細亜大学 | 4時間08分53秒93 |
【掲載画像はすべて神奈川大学撮影】
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