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第49回全日本大学駅伝観戦レポート

16回目の全日本大学駅伝対校選手権大会は総合1位でゴール!

2017年11月5日(日)、熱田神宮西門前(名古屋熱田区神宮)~伊勢神宮内宮宇治橋前(伊勢市宇治館町)の8区間全106.8kmの市街地コースにおいて、秩父宮賜杯 第49回全日本大学駅伝対校選手権大会が行われた。

JINDAIPort

1区 山藤 篤司(14.6km)

レースの流れを大きく左右する1区には、先月行われた出雲全日本大学選抜駅伝競走の1区において区間2位の走りをみせた山藤選手が出走。序盤から留学生ランナーがレースを先導し、ハイペースで展開して行った。第一中継所手前3km付近のところで他大学の選手がペースを上げるも冷静に対応。中継所手前では激しいスパート合戦を繰り広げ、トップと5秒差の4位で襷を繋いだ。

2区 大塚 倭(13.2km)

各校のエースが集う華の2区には、大塚選手が出場。襷を受け取ると、すぐに先頭集団に加わり、集団でレースを進めていった。8km過ぎでレースが動くと、徐々に集団から引き離されてしまう。それでも、大きく離されまいと必死の形相で前を追うと、中継所の手前で前を行く大学を捕え、順位を一つ上げ3位で3区へと襷を繋いだ。

3区 荻野 太成(9.5kmm)

今回の駅伝で最短区間となり、学生界を代表するスピードランナーがひしめく3区には、出雲駅伝でも先頭争いを演じた荻野選手が出走。序盤で後続の猛追に遭い、混戦状態のまま終盤へ向かうと、ラスト2kmではさらにペースが上がった。荻野選手は徐々に集団から離されるが、最後まで粘り強く走りきりトップと45秒差の4位で4区へと襷を繋いだ。

4区 鈴木 祐希(14.0km)

実力のあるランナーが集う「準エース区間」の4区には、鈴木祐希選手がエントリーされた。3km付近で後続の選手に追いつかれるも冷静に並走し、共に前方を走る大学を追い上げていった。12km過ぎにとらえると、表彰台が狙える順位のまま5区へ襷を繋ぎ、前半区間が終了した。

5区 越川 堅太(11.6km)

5区には、出雲駅伝で悔しい結果となった2年生の越川選手が出場。4位で襷を受け取り、最初の1㎞をかなりのハイペースで走ると、前の2位集団に追いつきそのまま集団でレースを進めた。終盤に入り集団を抜け出し他校を置き去りにすると、グングンと先頭を追った。最終的には、先頭まで11秒と迫る快走をみせ、見事、区間賞を獲得。2位という絶好の位置で6区へと襷を繋いだ。

6区 安田 共貴(12.3km)

6区には6月に行われた同駅伝の選考会において好走した、期待の2年生、安田選手が出場。今大会が大学駅伝デビューとなった安田選手は、臆することなく先頭を追いかけると、序盤で追いつき先頭集団を形成。緊迫した抜きつ抜かれつのデッドヒートが続き、そのまま中継所へ。惜しくも競り負け、先頭と1秒差の2位となったが、今後のレースにも期待が高まる大学駅伝デビュー戦となった。

7区 大川 一成(11.9km)

7区を任されたのは、安定感抜群の大川選手。先頭集団で淡々とレースを進めたが、7.1km過ぎにスパートを仕掛けられ、付いていくことができない。しかし、何とかエースの鈴木健吾選手に良い位置で繋ごうと、必死に食らいついた。終盤まで粘りのレースを展開し、先頭の背中が見える17秒差の2位で最終8区に襷を渡した。

8区 鈴木 健吾(19.7km)

最長区間となる8区には、チームの主将である鈴木健吾選手が出走。エントリーすらできなかった出雲駅伝での悔しさをぶつけるように、一気に先頭を追いかけると2.5km付近で先頭に追い付いた。並走することなく一気にトップに立つと、その後も安定した走りをみせ、仲間の待つ伊勢神宮へ一気に駆け上がった。苦しかった表情も仲間の顔が見えると笑顔に変わり、見事、20年ぶりの優勝となるゴールテープを切った。

6月に行われた選考会を1位で通過し、16回目の出場となった本学陸上競技部駅伝チームは、総合1位(5時間12分49秒)となり、通算3回目となる優勝を飾りました。
沿道でご声援いただいた在学生、卒業生、教職員、その他関係者の皆さま、また、Twitterなどインターネット上においてもたくさんの応援メッセージいただき、誠にありがとうございました。心より御礼申し上げます。

皆様からのご声援を受け、選手達の努力が実を結んだ形となりましたが、この結果に満足することなく、来るべく第94回箱根駅伝では、前回大会以上に躍進できるよう精進してまいります。
今後とも応援よろしくお願いいたします。

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