世界へ、そして未来へ 神奈川大学

大会活動レポート

2014.07.11

「全日本大学駅伝」選考会レポート

2014年6月29日(日)に世田谷区立総合運動場陸上競技場において、秩父宮賜杯第46回全日本大学駅伝対校選手権大会関東学生陸上競技連盟推薦校選考会が行われました。
この選考会は、関東学連が11月に行われる本大会の出場推薦校を選考するものであり、各校8名の選手が2名ずつ4組に分かれて10000mを走り、総合タイムで上位7校を決定するものです。本学駅伝チームは、8名の合計タイム3時間59分54秒79で見事参加20校中1位となり、11月2日(日)に行われる全日本大学駅伝への出場が確定しました。

当日は悪天候の中、たくさんの方々に応援いただき、本当にありがとうございました。

レース報告

5組目(オープンレース 16:00スタート)

今大会からスタート順が変わり、オープンレースとなる5組目が第一レースとなったこの組には、ルーキーの一人、鈴木健吾選手(1年)と、当日変更になった主将の井上雄介選手(4年)が出場。数分前までの夏の日差しがうそのように急激に天候が悪化し始めると、スタートと同時に嵐のような雨と風にさらされる。
15人が欠場したレースは、序盤から1000mを3分前後の一定のペースで進んでいくが、激しい雨と風のためか、3000mに差し掛かるあたりで、先頭集団は10名以下に絞られてしまう。井上・鈴木両選手ともに先頭集団につけ、虎視眈々とトップを狙うが、空からは雷鳴がとどろき始め、4400m地点で、ついに審判団の判断から選手たちはレースの途中で屋内へ誘導されてしまう。
良い形でレースの流れに乗っていた二人からは悔しい表情が浮かぶが、最終的には再レースなしの5組目中止が発表された。

1組目(16:40スタート)

天候も回復した第二レースの1組目は、赤松宏樹選手(4年)と初レースとなった大川一成選手(1年)が出場。
赤松選手は序盤から積極的に先頭集団で、大川選手は集団の中盤に位置付けそれぞれレースを進める。集団は1000mを3分前後のペースを維持するが、5000mを過ぎる頃には集団が崩れはじめ、徐々に人数が絞られてくる。8000mを過ぎたあたりで赤松選手が先頭に出ると、大川選手が集団から遅れだしてしまう。最後の1000mになると先頭集団も赤松選手を含めた3人に絞られ、大川選手も必死に集団を追いかける。
最後直線で赤松選手はそれまで後ろを走っていた選手に競り負け、惜しくも2着でゴール。大川選手は34秒遅れの18着でフィニッシュし、1組目は総合6位の位置につけた。

2組目(17:20スタート)

総合タイムにあまり差のない中、スタートした2組目は東瑞基選手(2年)と当日変更の淺利宗一郎選手(1年)が出場。
レースは予想を大きく上回るスローペースとなり、両選手とも集団の後方でレースの流れを伺う。レースが動いたのは残り5000m。徐々にペースが上がっていく中、淺利選手は先頭集団から離れることなく必死に喰らいつくが、東選手は残り3000mで大きくペースダウンしてしまい、集団から大きく離れてしまう。
淺利選手はラストスパートで先頭に置いていかれたが、粘り強い走りで5着でフィニッシュ。東選手は後半順位を落とし、22着でのフィニッシュとなってしまう。
2組終了時点でボーダーラインのぎりぎりの総合6位。総合タイムの前後10秒以内に5校がひしめき、油断を許さない状況となる。

3組目(18:00スタート)

3組目には、柏部孝太郎選手(4年)と、我那覇和真選手(3年)が出場。例年この組からレース展開も早くなり、順位の変動に大きく関わってくる。
レースは序盤から1000mのペースが3分を少し切るようなスピードで展開するが、両選手とも序盤は集団の後方でレースを進める。中間点を過ぎるころには集団も崩れ始めるが、落ちてくる選手をかわし、両選手ともに先頭集団へと位置を前進させる。レースも後半に入ると徐々に人数も絞られ、各大学の選手が少しでも他大学を振り落とそうとペースの上げ下げが始まる。我那覇選手は8000m付近、柏部選手は9000m付近で先頭から離れてしまうものの、粘り強い走りで柏部選手が7着、我那覇選手が9着でフィニッシュした。
3組終了時点で、総合3位となり、ボーダーラインの7位とは54秒差、その時点で1位とは1分差で3位以内での通過も見えてきていた。

4組目(18:40スタート)

最終組となる4組目には、柿原聖哉選手(4年)と西山凌平選手(3年)が出場。各大学ともエースを投入し、高いレベルでのレースが繰り広げられるが、両選手とも今期好調を維持しており活躍が期待される。
レースは序盤から留学生がハイペースで引っ張り、集団が二つに分かれる。神大勢は後方の集団でレースを進める。後方の集団は1000mを3分前後のペースで展開し、集団もあまり崩れないままレースが進む。中間点も過ぎレースも後半にさしかかる中、ハイペースでとばしていた留学生の一人が集団に追いつかれたのを皮切りに、集団のペースも一気にあがる。柿原選手はこの変化にも対応し最終的に6着でフィニッシュ。西山選手はここで先頭集団から遅れてしまうが、最後まで前を追いかけ17着でフィニッシュした。

レース終了後、しばらくして結果発表が行われ、神奈川大学の名前が最初にアナウンスされると、スタンドから大きな歓声がわきあがった。正式結果は3時間59分54秒79で総合1位となり、2012年以来となる2年ぶりの全日本大学駅伝への出場が決まった。

試合結果

個人成績

1組 2着 赤松 宏樹(4年) 29′50″74 BEST
18着 大川 一成(1年) 30′24″41 初レース
2組 5着 淺利 宗一郎(1年) 30′19″74 初レース
22着 東 瑞基(2年) 30′41″29 初レース
3組 7着 柏部 孝太郎(4年) 29′45″80
9着 我那覇 和真(3年) 29′49″13
4組 7着 柿原 聖哉(4年) 29′22″20
17着 西山 凌平(3年) 29′41″48
5組 鈴木 健吾(1年) NM
井上 雄介(4年) NM

総合成績

第1位 神奈川大学 3゜ 59′54″79
第2位 順天堂大学 3゜ 59′55″24
第3位 東海大学 4゜ 00′06″07
第4位 上武大学 4゜ 00′19″87
第5位 大東文化大学 4゜ 00′32″22
第6位 城西大学 4゜ 00′37″20
第7位 中央学院大学 4゜ 00′52″77
本選通過ライン
第8位 帝京大学 4゜ 01′07″52
第9位 日本大学 4゜ 01′13″85
第10位 法政大学 4゜ 01′21″12
第11位 國學院大學 4゜ 01′23″31
第12位 専修大学 4゜ 03′04″00
第13位 中央大学 4゜ 03′29″15
第14位 東京農業大学 4゜ 03′51″69
第15位 国士舘大学 4゜ 05′45″76
第16位 創価大学 4゜ 06′40″17
第17位 亜細亜大学 4゜ 09′58″36
第18位 東京国際大学 4゜ 10′40″84
第19位 平成国際大学 4゜ 12′21″90
第20位 拓殖大学 NM

【掲載画像はすべて神奈川大学撮影】

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