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大会活動レポート

2016.06.06

第95回関東学生陸上競技対校選手権大会 観戦レポート

第95回関東学生陸上競技対校選手権大会(関東インカレ)が日産スタジアムにて5月19日・20日・21日・22日の4日間の日程で開催されました。今大会は期待のルーキーが多数出場した上、長距離種目にて表彰台に上る選手が出るなど、好成績を収めました。結果16.5点を獲得し男子は2部校総合16位となりました。
卒業生をはじめ、応援に駆けつけていただいたみなさまには、厚く御礼申し上げます。

観戦レポート

5月19日(木) 【1日目】

男子1500m予選

1500mではルーキーの森淳喜(1年)、安藤駿(1年)が出場。1組目の森選手は中盤から様子をうかがいながらのレース展開となった。1200mを過ぎ、一斉にラストスパートとなるが、森選手は一歩で遅れてしまう。3分56秒94でゴールするも8着となり予選敗退となった。3組目の安藤選手は、スタートから積極的に先頭集団に絡みレースを展開するが、気負いすぎてしまったのか、ラストスパートに対応することができず、3分57秒15の11着でゴール。残念ながら予選敗退となってしまった。

男子110mH予選

幸正健太郎選手(2年)と滝原幸紀選手(2年)の2名が出場。幸正選手は昨年、ケガのために準決勝を欠場するも、2年連続の関東インカレ出場となった。本大会では周りからの期待に応え15秒02の記録で見事準決勝に進む事ができた。関東インカレ初出場である滝原選手は、走高跳と2種目のエントリー。好スタートを切ったものの、予選では15秒41の記録で準決勝に進むことはできなかったため、2日目の走高跳に期待することとなった。

男子4×100mR予選

1走・小坂元圭弥選手(2年)、2走・伊東武紘選手(3年)、3走・佐藤和司選手(4年)、4走・木下隼輔選手(3年)のメンバーでの出場。昨年の決勝では神大記録が樹立され、期待が高まる中でのレースであった。1走・小坂元選手と2走・伊東選手で流れを作ったものの、3走・佐藤選手と4走・木下選手の間でテイクオーバーゾーンを越えてバトンパスをしてしまったために失格となり、惜しくも3年連続の決勝進出を逃した。しかし、出場メンバーの中で3名は来年度出場のチャンスを持っているため、次大会に期待したい。

男子10000m決勝

鈴木健吾(3年)、大川一成(3年)、山藤篤司(2年)の3名が出場。駅伝主将でエース格の一人である鈴木選手は、終始集団の前方でレースを展開。山藤選手は第2集団から徐々に前を行く選手を追い上げていった。大川選手は序盤から集団後方での走りとなり、苦しいレース展開となった。残り1000mになるまでに先頭集団は4名程度となる中、鈴木選手がラストスパートをかけトップに躍り出た。優勝争いは最後の1周までもつれたが、鈴木先週はラストスパートで惜しくも敗れ、28分50秒13の3着でゴール。悔しい結果となったが、見事表彰台に上った。山藤選手は、第2集団で粘りを見せていたが、ラストスパートに付いて行けず、29分21秒72の12着。大川選手は、終始苦しいレース展開となり30分19秒63の28着でゴールとなった。

5月20日(金) 【2日目】

男子走高跳決勝

4年連続出場の枝裕二選手(4年)、関東インカレ初出場の臼井勇祐選手(2年)、1日目の110mHに引き続き出場の滝原幸紀選手(2年)の3名がエントリー。今年度に入り出場資格のA標準を突破した滝原選手は、その勢いに好記録の期待が高まったが1m95の16位となった。臼井選手は1m95を1回目でクリアすると、自己ベストの更新を狙い2mに挑戦。しかしながら3回の試技をクリアすることができず、11位という結果となった。3年連続で表彰台に上がっている枝選手は、2mを2回目の試技でクリアし、本年度も表彰台の期待がかかるが、続く2m06を失敗。気持ちが空回りしたのか、学生最後の関東インカレを5位という悔しい結果で終えた。

男子110mH準決勝

1日目の予選を通過した幸正健太郎選手(2年)が出場。昨年は準決勝をケガで欠場したため雪辱を晴らしたいところ。ピストルと共に好スタートを切るも、終盤に伸びきれず結果は15秒28の7着。2部校でも強化をする大学が増え、近年のレベルの高さを実感するレースとなったが、2年連続出場の幸正選手に来年度も期待したい。

男子3000mSC予選

荻野太成(1年)と古和田響(1年)が出場。インターハイでも活躍した第1組の荻野選手は、終始余裕を持ってレースを進めると、8分58秒37の3着でゴールし決勝進出を決めた。荻野選手と同じく昨年はインターハイに出場している第2組の古和田選手は、序盤から集団後方でのレースとなってしまう。終盤も追い上げることができず、9分21秒50の12着でゴールし、残念ながら決勝進出はならなかった。

女子やり投決勝

期待のルーキーである上野楓果選手(1年)が出場。緊張のせいか1本目を41m20、2本目も41m46と自己ベストである44m00には届かない記録となるが、3本目に45m51を投げ自己ベストと神大記録の両方を更新。結果は13位であったが、次大会以降に期待が持てる大会となった。

5月21日(土) 【3日目】

男子400mH予選

今回が初出場となる坂井達郎選手(2年)が出場。好調なスタートを切るも、後半でやや遅れてしまう。最後の100mで追い上げを見せるが、結果は55秒87の7着と悔しい結果に終わった。来年度出場のチャンスを持っているので雪辱を晴らしてもらいたい。

男子3000mSC決勝

前日の予選で力を見せつけた荻野太成(1年)が出場。序盤からスローペースで展開する中、荻野選手は先頭に出てレースを進める。他校の選手と先頭を争いながらもなかなかペースが上がらない中、最後の一週となったところで荻野選手が集団から抜け出す。最後の水郷を超えたところで後続を引き離すとそのままトップでゴールし、1年生ながら8分57秒41で見事優勝を果たした。

男子4×400mR予選

1走・長坂伊織選手(4年)、2走・伊東武紘選手(3年)、3走・青木裕人選手(4年)、4走・小林翼選手(4年)のメンバーで出場。昨年と同じ出場メンバーで挑んだレースであったが、1走・長坂選手で少し遅れをとり、続く2走・伊東選手も前の集団と離されてしまう。3走の青木選手が追い上げを見せるも、4走の小林選手は流れに乗る事ができず、3分23秒85の8着となった。青木選手・小林選手。長坂選手の3名にとっては悔しい最後の関東インカレとなったが後輩たちの躍進に期待したい。

5月22日(日) 【4日目】

男子ハーフマラソン決勝

大野日暉選手(3年)のみが出場。気温がぐんぐん上がる中、序盤からハイスピードでレースが展開すると、最初の5kの通過時点で集団が絞られてしまう。大野選手も集団にくらいついていたが、目まぐるしく変わるペースに10kを過ぎるあたりで集団から離れてしまう。入賞ラインの8位と一定の距離を保ったまま終盤を迎え、必死に8位を追いかけるが残念ながら追いつくことができず、1時間6分27秒の10着でゴールとなった。

男子5000m決勝

松浦大志(4年)、多和田涼介(2年)、越川堅太(1年)が出場。スタートと共に近年まれにみるハイペースで展開すると、2週目に越川選手が転倒してしまう。多和田選手は何とかハイペースに食らいつこうと必死に集団を追いかけるが、2000mを過ぎるころには大きく縦長になった集団から徐々に離されてしまう。3000mでは集団のほとんどがバラバラとなる中、3者とも懸命の走りを見せるも、松浦選手は15分20秒19の34着、多和田選手は15分21秒20の35着、越川選手は15分46秒37の41着でゴールとなった。

[撮影:神奈川大学陸上競技部]

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